[2018/10/06]
10/6「徳山ダム導水路ツアー」に各地から39名が参加
10月6日、導水路事業「凍結」9年!徳山ダム完成10年!事業の必要性を問い糾すバスツアーを「よみがえれ長良川」実行委員会の主催で行いました。
導水路放流計画地の長良川・千鳥橋をバックに参加者のみなさん
台風25号の影響で強い風雨でしたが、遠く千葉県や三重県からも参加いただき、熱心なツアーとなりました。
車内ではパンフレットをもとに、学習・意見交換をしました。
夜、楽しみにしていた「鵜飼」は風で中止となったため観覧船での交流会はできずとても残念でしたが、導水路事業中止に向けた意志を固め合うことはできました。
導水路の長良川放流計画地で見学 強風雨のためバス車中から導水路取水口計画地を見学
ツアーの資料はこちらから(pdf:6.1MB)
[2018/09/23]
「桑名」でシジミ漁と高潮災害の話を聞き現場見学をしました。
西日本豪雨など災害が多発しています。伊勢湾台風から59年目になります。
河口堰閉鎖から23年目、本当に河口堰は地震、高潮など災害に大丈夫なのか?そしてシジミ漁は今どうなっているのか?「河口の現場・桑名で考えよう」と呼びかけたところ18名の参加者がありました。
しじみプロジェクトの伊藤研司さんからは、事業者・当局がシジミ漁の悲惨な状況を隠そうとする中、一貫して実態を調査し市議会で追及する活動を語っていただくことができました。
また、伊勢湾台風の高潮で8名の親族を失った加藤良雄さんからは、二度と犠牲者を出さない思いを聞かせていただくとともに、防災施設と体勢作りの現場を見学させていただきました。
9/23桑名学習会資料はこちらから(pdf:3.5MB)
動画「長良川河口堰−ヘドロと環境」をYouTubeにアップしました。
[2018/05/31]
河口堰のヘドロを持ち込み岐阜県へ要請行動
5月31日(木)よみがえれ長良川実行委員会は、12名の参加で
@徳山ダム導水路事業の中止
A長良川河口堰の開門調査
B内ヶ谷ダム建設の中止など
「長良川の環境改善を求める」要請を行いました。
県側は河川課長ら5名が対応。実行委員会は、河口堰のヘドロや関連する環境悪化を示す資料を持参し訴えましたが、県側は、理解を示そうとしませんでした。
要請書、報道記事、関連資料はコチラから
[2018/05/27]
2018長良川下流域環境観察会に15名参加
湿地のグリーンウエイブ201と連携し、長良川下流域環境観察会を開催しました。
15名の参加で午前は水辺の比較観察、午後は船に乗り川の調査をしました。
カニ採取では揖斐川で81匹、長良川でわずか1匹と驚くべき観察結果となりました。
観察報告はココをクリックしてご覧ください。
[2018/02/11]
5/13クイズ「長良川」大盛況
5月13日(日)ぎふメディアコスモスで開催された「みんなの森に大集合」にブース「よみがえれ長良川」を出展し、クイズ「長良川」を企画しました。
多くの市民が行列を作るほど大盛況でした。
◎あなたも答えてみませんか?
問1.河口堰ができて何年?
問2.長良川の鮎はどこで産卵するの?
問3.導水路は徳山ダムの水を長良川のどこへ流す?
問4.導水路の建設費はいくら?
約250名の市民の回答結果も興味深いですよ。ココをクリックしてご覧ください。
[2018/02/11]
アキノ隊員が語る「生きもの そして沖縄」に市民100名が参加
2月11日(日)岐阜地域の市民運動の有志で主催する「アキノ隊員が語る〜生きものそして沖縄」が多くの市民の協賛を得て岐阜市民会館で開催されました。
講演では沖縄県東村高江の森で米軍オスプレイパッド基地建設が引き起こしている環境破壊の実態が、映像を使って生々し報告されました。
また、絶滅の危惧がされる多くの生物の愛らしい様子に、参加した100名の市民は心を寄せました。
会場で配布されたアキノさんの資料はココをクリックするとご覧になれます。
[2018/02/10]
伊勢湾流域圏再生シンポジウムV 豊橋市で開催
2月10日(土)よみがえれ長良川実行委員会やUNDB市民ネットワークなど5市民団体で主催する「伊勢湾流域圏の再生シンポジウムV」が豊橋市民センターで開催されました。
沖縄の宮城秋乃さんの基調講演「生物多様性と開発」に続き三河地域から環境を守る4件の報告がありました。
桜丘高校生物部の活動報告もあり内容が豊かなシンポジウムとなりました。参加者は約70名で、若い世代の参加が目立ちました。
また、同会場で午前、坂田昌子さん、三石朱美さんによる「生物多様性条約SBSTTA21/8Jワーキンググループ報告会」があり生物多様性をめぐる日本と世界の状況が議論されました。
[2017/12/03]
12/3 現場視察「長良川河口堰の開門で塩害は発生するのか?」
十連坊(輪中堤)に立つ
盤ぶくれ個所を見る
12月3日(日)前日の開門シンポに続き、塩害、洪水に的を絞った現場視察を行いました。
在間弁護士の解説で輪中地帯、安八水害決壊箇所、新大江用水取水口、高須輪中地下水対策現場などを視察しました。
参加者は30名。
河口堰の運用で長良川の水位が1m上昇したため、堤防に「盤ぶくれ」という危険な状況が生まれている現場も調査しました。
● 現場視察配布資料(1)(pdf:8.1MB)
● 現場視察配布資料(2)(pdf:3.5MB)
● 「現場視察」を報道した新聞記事(pdf:1.2MB)
参加者のみなさま:長良川・木曽川背割り堤で
[2017/12/02]
「2017開門シンポジウム」長良川国際会議場で開催
12月2日(土)10:00〜16:30長良川国際会議場で長良川河口堰、ナクトンガン河口堰、諫早湾排水門の開門をめざすシンポジウムが開催されました。主催は、よみがえれ長良川実行委員会。
今本博健京都大学名誉教授、韓国NGOのキムキョンチョル氏、諫早裁判の堀良一弁護士が登壇。
約80名の参加者で熱心な質疑討論がなされ、開門にむけた展望を模索しました。
配布レジュメは、講師名をクリックするとご覧いただけます。また、シンポの様子はユーチューブでもご覧いただけます。
▼午前
▼午後(その1) ▼午後(その2)
[2017/11/16]
「ゆいのふね」を訪ねました。
よみがえれ長良川実行委員会の仲間で、平工さんの店「ゆいのふね」を訪問しました。素晴らしい時間を過ごせました。
添付のスナップ写真などを覧ください。
なお、2017開門シンポジウムでも平工さんに長良川の魅力を若い感性でたっぷり語っていただきました。
●スナップ写真(pdf:1.9MB) ●11/18 中日新聞(pdf:1.7MB)
●12/02 開門シンポ配布資料(pdf:231KB)
[2017/9/16]
クイズ「なごやの水と長良川河口堰」大好評
9月16日(土)環境デーなごや2017に出展。台風18号に先行する前線の接近で朝から雨。
大事な資料を濡らさない態勢で、イベント「クイズでステッカーをもらおう!」オンリーで行いました。これが大成功。来店者は絶えず、対話もたっぷりできました。
クイズの回答結果とブースの様子は環境デーなごや2017ブース参加報告をクリックしてご覧ください。(pdf:448KB)
[2017/9/9]
愛知の会総会で富樫(岐大)さんと近藤(名水労)さんが講演
9月9日(土)東別院会館(名古屋)において「導水路はいらない!愛知の会」総会が開催されました。
今年の総会では、7年間にわたる裁判と情勢、課題をまとめた「裁判報告書」が、お披露目されるとともに、最新の水情勢を踏まえた二つの講演もあり、時宜にかなった内容でした。
●水は賢く大切にする使う時代が来た!
講師:富樫幸一 岐阜大学教授
講演内容はココをクリックして閲覧ください。(pdf:3.5MB)
●水道事業の危機はなぜ起きたか
講師:近藤夏樹 名水労委員長
(左)富樫さん、 (右)近藤さん
[2017/08/19]
8.19市民学習会「岐阜の魚と長良川の今」に80名が参加
8月19日(土)ぎふメディアコスモスにおいて第3回よみがえれ長良川市民学習会が開催され、約80名の市民が参加しました。講演「岐阜県の魚類」と「長良川下流域環境観察会」報告がありました。
先月、発刊された図鑑「岐阜県の魚類」の編著者である向井貴彦先生から話が聞けるということで、10代から80代まで幅広い年代の市民が詰めかけました。
「本が作られるまでの過程や、魚を分類する際に注意したことなど、図鑑を見る上で興味深い話を聞くことができた。」などの感想が寄せられ、会場での図鑑の売れ行きも絶好調でした。
▼ 当日配布資料「岐阜県の魚類」はココをクリック してご覧ください。(pdf:748KB)
[2017/07/20]
本体工事が進む「内ヶ谷ダム建設現場」を見学
よみがえれ長良川実行委員会は7月20日、岐阜県長良川河川開発工事事務所の案内で本体工事が進む内ヶ谷ダム工事現場を見学しました。
14名の参加で、午前はダム下流側を視察し内ヶ谷ダムの目的である「洪水調節」「流水の正常な機能の維持」について考えました。
必要なダムなのか?疑問が残る事業です。立ち止まって県民の検証が必要です。
▼ 見学会を報道する岐阜新聞記事 (pdf:1723KB)
[2017/05/26]
長良川の環境改善めざし岐阜県に要請しました。
5月26日(金)よみがえれ長良川実行委員会は、徳山ダム導水路事業の中止、長良川河口堰の開門調査、内ヶ谷ダム建設の再検証をめざして10名の要請団で岐阜県に要請を行いました。
県側は井上清敬河川課長ほか4名の担当者が対応しましたが、長良川の現状を真摯に受け止める姿勢は示しませんでした。
▼ 要請書と報道記事はココ (pdf:469KB)
[2017/05/21]
2017長良川下流域環境観察会(湿地のグリーンウエーブ)
真夏のような快晴の5月21日(日)、千藤克彦さん(元長良川下流域生物相調査団)を講師に、河口堰のある長良川と、河口堰のない揖斐川と木曽川を比較しながら、午前は陸上から、午後は船に乗って下流域の自然の変化を観察しました。
その後、赤須賀漁港でシジミプロジェクトの伊藤さんから最近の様子を伺いました。参加者は名水労の若い組合員を含め15名でした。(詳しくは下をクリック)
▼ 2017.5.21長良川下流域環境観察会報告 (pdf:841KB)
▼ 観察会を取材した名水労新聞 (pdf:811KB)
[2017/03/25]
よみがえれ長良川第2回市民学習会「長良川の昔とこれから」
3月25日(土)ぎふメディアコスモスにおいてよみがえれ長良川実行委員会主催第2回市民学習会が開催されました。
中学生から高齢者まで幅広い世代の市民約80名が参加し、高橋恒美さんの「長良川と鮎鮨街道」と平工顕太郎さんの「清流長良川で世代をつなぐ」話に聞き入りました。
▼ 高橋恒美さん講演 資料「長良川と鮎鮨街道」 (pdf:3.2MB)
[2017/03/12]
「伊勢湾流域圏の再生シンポジウムU」と「COP13報告会」
3月12日(土)名古屋市のウインクあいち において「伊勢湾流域圏の再生シンポジウムU」が、よみがえれ長良川実行委員会など5市民団体共催で開催され、約70名の市民が参加し、「生物多様性の主流化」などをテーマに議論されました。
伊勢湾流域圏の再生シンポジウムU
午前は、同会館内で「生物多様性COP13報告会」がUNDB市民ネットワーク主催で開催され、吉田正人さんの講演と三石朱美さんの報告がありました。
生物多様性COP13報告in名古屋
[2017/02/16]
60名の市民の参加で「長良川漁師口伝」を聴く
2月16日(木)pm6:30〜岐阜市メディアコスモスにおいて、よみがえれ長良川実行委員会主催の市民学習会が開催されました。
2017年長良川河口堰の開門調査実をもとめて、磯貝政司さんの写真の鑑賞で長良川の魅力を確認し、大橋亮一さんの漁師としての語りから長良川の価値を確認しあおうとするものです。
会場いっぱいの60名の参加者からは「長良川はやっぱり素晴らしい」「大橋さんの話で、長良川の漁のことがよく分かった」などの声が寄せられました。また、「徳山ダム導水路中止に向けた運動をもっと強めなければならない」など積極的な意見も出されました。
次回、第2回市民学習会は、3月25日(土)です。こちらにも是非ご参加ください。
*『長良川漁師口伝』(大橋亮一・修、磯貝政司 著)人間★社2010年発行461ページ を、著者から若干部数、長良川市民学習会で預かっています。ご希望の方は、武藤(mutohitoshi@yahoo.co.jp)までご連絡ください。送料含め3000円でお届けします。
[2016/11/12-14]
水源連第23回総会と利根川河口堰視察
「長良川市民学習会」と「導水路はいらない!愛知の会」は「水源連」鬼怒川水害現場視察(11/12)・第23回総会(11/13)に参加した後、利根川河口堰視察(11/14)を行いました。
水源連総会では、現在、国・水機構の検証事業31件のうちほとんどが推進、全国でただ一つ「木曽川水系連絡導水路事業」が「検証中」で残っていることが明らかにされました。
黒部川水門と視察団
利根川河口堰は、塩水を上流側に遡上させて運用しています。長良川河口堰の開門調査をめざすうえで興味深く視察しました。
現地では谷剛利根川河口堰管理事務所長から説明を受けました。
▼ 水源連第23回総会「長良川市民学習会の活動報告」 (pdf:513KB)
▼ 利根川河口堰と利根導水路の視察報告(在間弁護士) (pdf:434KB)
[2016/11/15-17]
2016年河口国際フォーラムに参加
11月15日は釜山市庁で開催されたナクトンガン河口国際フォーラムで、「長良川河口堰開門の課題と市民の運動」と題して40分間報告しました。
次にオランダからの開門の報告、釜山市の開門施策の報告、学者からの提言がありました。
参加者は、議員、行政幹部、学者・研究者、市民団体、生協、漁民など約250名でした。
16日は、釜山市長のナクトンガン船上視察に同行したあと、漁民(開門推進)、農民(開門反対)と語る会に参加しました。
17日は、ソウルの国会議員会館で河口国際フォーラムに討論者として出席しました。日本でいう院内集会に似たもので約70名が参加しました。
討論者に国土交通省水資源政策局長や環境省水環境政策局も席を並べ討論に参加しました。開門推進・反対、緊迫した議論とはなりましたが、顔合わせて率直に議論できる場面を見て、日本と違い素晴らしいなあと思いました。
▼ 「フォーラムの様子」はココでご覧ください。 (pdf:520KB)
[2016/10/29]
10/29「日韓NGO湿地フォーラム」で長良川河口堰問題を報告しました。
参加された各国のみなさん
10月29日(土)第11回日韓NGO湿地フォーラムが岐阜市民会館で開催されました。
よみがえれ長良川実行委員会は開催に協力するとともに、長良川市民学習会から「長良川河口堰開門への課題と日韓交流」と題して現地からの報告をしました。
「市民学習会」から長良川河口堰問題の報告
今後、河口堰問題にも注目し来年のフォーラムはナクトンガン河口堰があるプサンで開催?の話も上がりました。
なお、翌30日(日)に同会館で国際湿地NGOワークショップが、31日(月)は長良川エクスカーションが行われました。
▼ これらの様子はココをご覧ください。 (pdf:3.12MB)
[2016/10/08-11]
ナクトンガン河口堰視察と交流の旅
釜山の市民団体や漁民とエール交換
10月8日〜11日、粕谷志郎代表を団長に9名でよみがえれ長良川実行委員会主催「ナクトンガン河口堰視察と交流の旅」を行いました。
9日、4大河川事業で建設されたハマン堰から河口まで下りながら釜山の市民団体に、案内していただきました。
途中、漁民の皆さんと交流、河口堰に加え4大河川事業で「川が死ぬ」姿を知りました。夕日に輝く河口の風景に感動しながら市民団体との交流を深めました。
釜山広域市河川再生推進団のプレゼン
10日、釜山広域市庁で、堰開放をめざす釜山広域市河川再生推進団から取り組みの説明を受け、午後、推進団長ほか職員の皆さんの案内で河口堰や取水施設の見学をしました。
河口堰開放に向けた釜山の官民一体となった取り組みに感心しました。
(左)ナクトンガン河口堰 (右)夕日に映える河口
[2016/09/19]
9/19戦争法廃止「岐阜総がかり」行動に参加
安保法=戦争法が強行採決されて1年が経つ9月19日(日)、全国で「戦争法廃止」を求める集会・デモが行われました。
小雨の中、岐阜では「岐阜総がかり行動」の集会が清水緑地公園で開かれ500人の市民が参加しました。
長良川市民学習会も180を超える賛同団体の一つとして参加。集会の後「よみがえれ長良川」の幟を掲げ、市中をデモ行進しました。
[2016/09/17]
環境デイなごや2016「よみがえれ長良川」ブース盛況
9月17日(土)名古屋市久屋大通公園で開催された「環境デイなごや2016」によみがえれ長良川実行委員会は、昨年に引き続きブース出展しました。
今年は、長良川河口堰のヘドロと揖斐川の砂の現物を比較展示することができ、多くの人が「これ何ですか?」と注目し足を止めました。
長良川河口堰のことを知っている人が多く、「 河口堰は要らない。早く開けてほしい!」との声が聞こえました。
若者からは「私たちにできることは何ですか?」と鋭い質問も受けました。
[2016/09/09]
洛東江河口汽水生態系復元協議会と交流会
9月9日(金)韓国プサンから訪日中の「洛東江河口汽水生態系復元協議会」と名古屋市で交流・夕食会をしました。
プサンからは21名、「よみがえれ長良川」からは9名、あわせて30名の熱のこもった交流会となりました。
言葉と活動する場所は違っても河口堰を開放して「川に流れを取り戻そう!」という共通の意志で心が通いました。
[2016/07/31]
第3回長良川河口堰 連続講座
「なぜ開門調査をめざすのか―韓国の事例と伝統漁法から学ぶ」開催される。
李 気候環境局長
愛知県長良川河口堰最適運用検討委員会は、7月31日(日)韓国プサン広域市気候環境局長を講師に招聘しウインクあいちにおいて第3回長良川河口堰連続講座を開催しました。
ナクトンガン(洛東江)の環境改善のために河口堰の来年部分開放、2025年全面開放をめざすプサン広域市の取り組みに学ぼうとするものです。
講演を受けたシンポジウムには長良川市民学習会武藤事務局長もパネラーとして登壇しました。
<左側写真>一番右が武藤事務局
▼ 連続講座参加者から (pdf:99KB)
▼ 当日の内容は、愛知県のホームページ をご覧ください。
◆ 第3回長良川連続講座
「なぜ開門調査をめざすのか -韓国の事例と伝統漁法から学ぶ-」(動画)
(第1部)(第2部)
[2016/07/31]
2016長良川リバーツアーを楽しみました。
行程は千鳥橋から長良橋まで。
この間は上流のような厳しい荒瀬は無く小学生の子ども達も楽しむことができます。
例年は午前と午後の2回行うのですが、今年は午後から愛知県主催「長良川連続講座」と重なったため午前の1回だけ。
参加者は小学生4名含め13名での参加。ラフトの指導は「河口堰建設に反対する会」の皆さんにお世話になりました。
参加者のみなさん
[2016/07/30]
河口堰開放めざす韓国プサン広域市気候環境局長を案内
プサン広域市はナクトンガン河口堰の開放をめざし動いています。
7月30日(土)長良川市民学習会は、訪日中のプサン広域市気候環境局長を招き長良川河口堰に関係する環境・施設の現場案内をしました。
口堰周辺では船で環境悪化の状況を説明しました。また、河口堰開門問題に関連する農業用水施設や輪中堤の現場も案内しました。
<左側写真>左から李根熹気候環境局長、金釜山広域市河川再生推進団主務官
<右側写真>粕谷代表の説明を受ける李局長
▼ 河口堰開門めざす釜山広域市の取り組み (pdf:78KB)
[2016/06/11]
長良川を放射能で汚してはならない
岐阜市内をパレード
長良川市民学習会は「長良川を放射能で汚してはならない」祈りを込めて、6月11日(土)「さよなら原発パレードinぎふ」に200名の市民とともに参加しました。
パレードでは法令違反の40年超えの高浜原発1、2号の廃炉をアピールました。
クリックすると大きく見ることが出来ます。
[2016/05/27]
岐阜県に「長良川の環境改善を求める」要請行動
岐阜県に要請行動
5月27日(金)よみがえれ長良川実行委員会は、岐阜県に対し
@木曽川水系連絡導水路「検討の場」において長良川の環境悪化の危惧を表明し、事業の継続・推進の発言をやめること。
A長良川河口堰開門調査を検討すること。
B内ヶ谷ダム建設事業の再検討を行うこと。
を求める要請行動を行いました。
県側は、導水路について「東濃地域の渇水対策に役立つ」という根拠のない答えを繰り返すとともに、河口堰開門調査については県の主体性を持った回答をしませんでした。
私たちは、引き続き導水路事業「検討の場」での発言をチェックするとともに、河口堰開門調査に向けた県の姿勢を正したいと考えます。
▼ 長良川の環境改善を求める要請書 (pdf:385KB)
[2016/05/25]
5/22長良川下流域環境観察会
木曽川の水辺には美しい広大な干潟が広がっていました。
5月22日(日)よみがえれ長良川実行委員会は「湿地のグリーンウエーブ2016」に参加し長良川下流域環境観察会を開催しました。
河口堰下流でのヘドロ調査、堰上流側のヨシ原、木曽三川公園付近の水辺観察をし、揖斐川、木曽川と比較し長良川河口堰の環境影響を調査しました。
真夏のような日差しのもと引き潮時に現れた広大で豊かな木曽川の干潟ではたくさんのファミリーが泥にまみれて遊んでいました。パパが手にするバケツにはシジミがいっぱいでした。大きなプールとなってしまった長良川下流では失われた風景でした。
▼ 「環境観察会」報告 (pdf:431KB)
[2016/03/25]
岐阜市3月議会「導水路請願」を不採択
3月25日(金)岐阜市議会において私たち「よみがえれ長良川」実行委員会が提出した「木曽川水系連絡導水路事業の「継続」を容認しないことを求める請願」は不採択となりました。
請願採択に賛成したのは38名の議員中、市民クラブ(民主)5名、無所属クラブ4名、共産党3名、以上12名でした。採択のために奮闘していただいた議員のみなさまに感謝を申し上げます。
一方、賛成をしなかった自民党、公明党からは導水路事業「推進」の意見は出ませんでしたが、「国の検証を注視する」「市民の環境不安の声は国に届けるべき」にとどまるものとなっています。
私たちは、引き続き導水路事業の中止を求め、岐阜市、岐阜県などへの働きかけを強めます。
[2016/03/19]
3.19戦争法廃止!アベ政治ノー!岐阜総がかり行動に1000人参加
四野党の代表が壇上で
3月19日(日)岐阜市の金公園で「戦争法廃止!アベ政治を許さない」岐阜総がかり行動の集会があり、1000名を超える市民が参加しました。
前日の天気予報では予想できない好天気のもと元気にボードを掲げて市内をデモ行進しました。
良川市民学習会も約140の団体とともに「賛同」に名を連ねました。
集会には4野党の代表が壇上に勢ぞろいし声を挙げました。
1000名を超える市民が参加
[2016/02/26]
3月岐阜市議会に導水路問題で請願提出
「請願書」を提出
2月26日(金)よみがえれ長良川実行委員会は、岐阜市議会に対し「木曽川水系連絡導水路事業の「継続」を容認しないことを求める請願」を提出しました
これは導水路事業「検討の場」における岐阜市の発言が市民の声を全く反映していないばかりか、事業の「継続」を期待するかのごときものであることに危機感と憤りを感じ提出したものです。
3月市議会は3月3日〜3月25日の予定です。
[2016/01/31]
1/31「伊勢湾流域圏の再生」シンポに130名が参加
1月31日(日)四日市市の三重じばさんホールにおいて「伊勢湾流域圏の再生シンポジウム」が開催され三重、愛知、岐阜の3県から130名の市民が参加しました。
このシンポは生物多様性COP10から5年、長良川河口堰運用20年となるこの年によみがえれ長良川実行委員会など伊勢湾流域で活動する5市民団体が、流域を生命流域としてとらえ考えようとするものです。
伊勢湾の汚染の歴史、漂流ごみ、ウミガメの保存、河口堰の話などを取り上げ討論されました。
熱心な討論の後「伊勢湾流域圏の再生」アピールが採択されました。
この様子は翌日NHKでも放映され反響がありました。
[2016/01/25]
徳山ダム導水路問題で岐阜市に要請行動
1月25日徳山ダム導水路問題で岐阜市に対し、6名で要請行動を行いました。
市側は、吉村基盤整備部長らが対応しました。また市民クラブ、無所属クラブ、共産党の議員のみなさんにも同席していただきました。
これは、昨年11月11日に突然4年ぶりに開催された第3回木曽川水系連絡導水路事業の関係地方公共団体からなる検討の場(幹事会)において岐阜市が同事業に期待する発言をしていることに抗議するもので、「要請書」は11月27日に提出。
この日、要請行動したものです。私たちの主張は、翌日の中日新聞、岐阜新聞でも報道されました。
今後、問題を明確にするために「質問状」を提出することを市側に伝えるとともに、議員のみなさんには議会で議論していただくようお願いしました。
[2015/11/07]
第26回「アユの産卵を見る会」に50人が参加
「産卵」の中継映像を解説する新村安雄さん
11月7日(土)岐阜市の真ん中、長良橋の川下でリバーリバイバル研究所の新村さんが主催する恒例の「アユの産卵を見る会」が開催されました。
河口堰が閉鎖される前から続けられているものです。今年はアユが多く産卵の状況がよく見ることができました。40万都市の中でまだこんなに産卵が見られるのは上流にダムが無い清流長良川だからこそ。
しかし、アユの産卵は年々遅くなって河口堰閉鎖前と比べると一か月ぐらい遅くなり、アユもだんだん小さくなっています。
川に入って撮影された方は、「大きいのでも15センチなかった。色も黒い。」と嘆いて見えました。
河口堰によって長良川に感潮域がなくなりアユが海に下れなくなったからです。早く河口堰を開門しないと!!
[2015/9/19]
環境デーなごやで「よみがえれ長良川」をアピールしました。
会場は大勢の人で賑わっていました。
9月19日(土)に名古屋市栄の久屋公園で行われた「環境デーなごや」は晴天に恵まれてかなりのにぎわいでした。
よみがえれ長良川実行委員会はブースを設け「河口堰の開門調査実現!」を宣伝しました。
「環境デーなごや」は藤前干潟保全の翌年からはじまったそうですが、長良川河口堰問題のブース出展は今回初めてです。
「よみがえれ長良川」のブース
長良川のブースでは、よみがえれ長良川のパンフと、愛知県の「河口堰検討委員会」主催の10/31「清流長良川流域の生き物・生活・産業」連続講座の宣伝チラシなどを配布しました。愛知県民や名古屋市民に少しは長良川のことを考えて,思い出してもらえたのでは。
後藤宮子さんの回遊魚をデザインしたステッカーは、130セットを販売できました。
[2015/9/17]
導水路裁判で名古屋高裁不当判決言い渡す。
判決後の報告集会
9月17日午後3時、名古屋高等裁判所は木曽川水系連絡導水路(徳山ダム導水路)事業公金支出差止を求める愛知県民の控訴に対し、全面棄却する不当判決を言い渡しました。
判決は、原告が明らかにした事実に目を塞ぎ、根拠のない「社会通念に照らし著しく妥当性を欠くということもできない」の文言を繰り返しコピペするお粗末なものです。
ひたすら愛知県などの行政や地裁を庇う不当な判決で、原告団と弁護団はそれぞれ声明を発表し引き続き粘り強くたたかうことを表明しました。
- 判決全文 ココをクリックしてください。 (pdf:1.6MB)
- 原告団声明 ココをクリックしてください。 (pdf:144KB)
- 弁護団声明 ココをクリックしてください。 (pdf:144KB)
雨の中、入廷する原告団
[2015/07/26.28]
戦争は最大の環境破壊、7/28環境NGOが共同声明
7/26もう黙っとれんアクションで1000名の市民とともにパレード
7/26 岐阜市金公園で
安保法案に国民の反対の声が広がっています。ラムサール・ネットワーク日本などが呼びかけた「安保法案に反対する環境NGO共同声明」が7月28日参院議員会館において発表されました。
賛同した団体は223団体。長良川市民学習会も呼びかけに応え賛同団体となり戦争法廃案を求めました。
また7月26日岐阜市において「もう黙っとれん7.26パレード@ぎふ」が酷暑の中で行われ、1000名の市民がパレードしました。
真っ赤な「戦争反対」のボードを掲げるパレードの中で「よみがえれ長良川」の幟がはためきました。
[2015/07/06]
7/6 国土交通省(中部地方整備局)要請行動で開門調査を訴える
よみがえれ長良川実行委員会は、7月6日(月)国土交通省中部地方整備局に対し長良川河口堰開門調査に向けた要請を行うとともに前日採択した「よみがえれ長良川」集会宣言を手渡しました。
7月6日は河口堰が20年前閉鎖された日です。粕谷共同代表以下14名の要請団は、長良川河口堰の検証を進める愛知県と速やかに合同会議を開き開門調査に踏み切るよう訴えました。
国側は「愛知県が論点をまとめてから」との言葉を繰り返し前向きな姿勢を示そうとしませんでした。
なお、この日、大村愛知県知事は記者会見で「粘り強く検証を進める」姿勢を明らかにしました。
▼△ ダウンロード資料集 △▼
[2015/07/04]
7/5 トーク&シンポジウム「よみがえれ長良川」に市民300名参加
「よみがえれ長良川」イベントの第2弾トーク&シンポジウムは長良川国際会議場で開催されました。
午前9開場。会場には10mを超す河口堰年表が掲げられ、その前には多数の歴史的にも重要な資料・文献が展示されました。また、市民団体の活動資料や長良川の環境実態を表すヘドロ、カニなども並べられ参加者が注目しました。
300名の参加者のみなさん
大橋さんと平工さん
午前は、実行委員会からのあいさつ・報告に続き、トーク「長良川に生きる」では漁師の大橋亮一さんと鵜舟の船頭平工顕太郎さんが登壇。味わい深い「世代をつなぐ語り合い」で参加者は感銘を受けました。
KenとMinoruのミニライヴ♪を楽しんだ後、午後はシンポジウム「河口堰の開門調査実現を!」がありました。
(左)10mを超す河口堰年表、(右)KenとMinoruのミニライヴ♪
熊本県球磨川からつる詳子さんが「荒瀬ダム撤去」の取り組みを茨城県那珂川からは浜田篤信さんが「霞ヶ浦導水路反対」のたたかいを、長良川河口堰問題は向井貴彦さんが報告した後「河口堰開門調査に向けた」熱心な議論が交わされました。
(左)つる詳子さんと浜田さん、(右)向井さんとコーディネーターの三石さん
(左)つるさんから「荒瀬ダム撤去」報告、(右)浜田さんより「霞ヶ浦導水路」反対報告
「長良川・河口堰」報告:向井さん
イベントの最後に300名の参加者で「よみがえれ長良川」集会宣言を採択しました。
▼△ ダウンロード資料集 △▼
[2015/07/04]
7/4 長良川環境観察会・アピール行動
川底から泥を採取
「よみがえれ長良川」イベントの第1弾長良川環境観察会は7月4日(土)小雨の中60名が桑名に10時集合。6艇に分乗し、まず河口から4km地点の揖斐川、長良川の川底から採泥し比較。
次に、河口堰の閘門をくぐり上流側で減り続けるヨシ原の実態を観察しました。その後河口堰前で横断幕を掲げ「開門調査実現」アピール行動。
船に乗り、横断幕を掲げてアピール行動
昼食後、午後の説明を受けた後、河口から10kmの背割り提で揖斐、長良両岸のヨシ原に入りカニを取りで観察。さらに13.5kmあたりにある木曽三川公園の長良川と木曽川の水辺を観察しました。
どこでも河口堰のある川と無い川の環境のちがいは歴然としていました。
(右)ヨシ原でカニを捕り観察、(左)木曽三川公園付近で水辺の観察
▼ 観察会報告」と「アピール行動」をご覧ください。←ここをクリックしてください。
[2015/06/10]
開門調査実現めざし岐阜県に要請行動
6月10日(水)よみがえれ長良川実行委員会は岐阜県に対し
@長良川河口堰の開門調査実現に取り組むこと
A徳山ダム導水路事業は要らない施設であるということを明らかにすること
B内ヶ谷ダム工事を中断し伝統的防災施設を活かす取り組みを推進すること等
を求め要請行動を行いました。
岐阜県へ要請行動
県側は、三戸雅文県土整備部次長兼河川課長が対応しましたが、私たちの要望を受け入れる姿勢を示しませんでした。
この様子はNHKテレビや名古屋テレビでも放映されました。
▼ 「要請書」←ここをクリックしてください。
- 実行委員会は、引き続き国(国土交通省中部地方整備局)に対しても要請行動を行います。日時会場は以下のとおりです。皆さん是非ご参加ください。
7月6日(月)pm4:00〜名古屋合同庁舎第1号館(名古屋市中区三の丸2-2-1)11階小会議室にて
[2015/04/16]
「魚苗センター見学会」はとても興味深く有意義でした。
魚苗センター(関事業所)
4月16日(木)一般財団法人岐阜県魚苗センターを見学しました。
このセンターは、県の河川漁業の最重要魚種であるアユの種苗の生産、供給とともに生産技術の改良、資源調査、情報提供などを目的に1983年に業務を開始しました。美濃事業所(生産規模26トン)、関事業所(同25トン)わが国最大規模のアユ魚苗センターだそうで参加者はそのスケールに驚きました。
レクチャーする舩木事務局長
センター発足以来従事されている舩木和茂事務局長のレクチャーは明快で、「海産アユ」のことなど苦労話もしていただき興味深いものでした。
参加者は名古屋市水辺研究会の皆さんも加わり10名でした。
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[2015/04/09]
「よみがえれ長良川」実行委員会、多彩な顔ぶれで発足!
4月9日『よみがえれ長良川』実行委員会
4月9日(木)河口堰運用20年となる今年、河口堰開門に向けた大きなうねりにしたいと世代と活動を異にする多彩な顔ぶれが集まり「よみがえれ長良川実行委員会」を発足させました。
実行委員会は、粕谷志郎(長良川市民学習会代表)亀井浩次(NPO法人藤前干潟を守る会理事長)両氏を共同代表とすることを確認し、当面国交省と岐阜県に対し「長良川河口堰開門調査実現」を求める要請行動を行うとともに
●7月5日(土)長良川河口堰環境観察会と開門調査実現アピール行動
●7月6日(日)長良川国際会議場においてシンポジウムなどを開催
をすることを確認しあいました。
- 発足会の報道は下記の岐阜新聞電子版をご覧ください。
河口堰、開門調査求め実行委 岐阜、愛知の市民団体設立
[2015/01/12]
シンポ「長良川とアユ」に150名の市民が参加
会場は熱心な市民の皆さまで満員
新年幕開け、長良川市民学習会は1月12日ハートフルスクエアGで市民シンポジウム「長良川のアユ」を開催しました。今年2015年は「河口堰運用20年」の年となります。堰開門に展望を開く思いで企画しました。
「清流長良川の鮎」の世界農業遺産登録への期待と準絶滅危惧種の検討で長良川に注目が集まっています。講師に郡上漁協の白滝参事と岐阜大学の向井先生を迎えて議論しました。
パネラーのみなさん
関心は高く開会前から多くの市民が詰めかけ会場は満員。150名の参加となりました。
新聞各紙は、安易なアユ放流増に警鐘(岐阜)、長良川のアユ現状・環境問う(朝日)、アユの繁殖環境考える(中日)、「長良川のアユ」環境、漁の立場で論議(読売)、どう守る「長良川のアユ」(赤旗)などと大きく取り上げ、NHK、ぎふチャン両テレビの取材もありました。
向井さん(岐阜大学准教授)、白滝さん(郡上漁協参事)
会場配布資料: 向井さん「長良川のアユと生物多様性」 (pdf−514KB)
[2014/9/29〜10/18]
生物多様性COP12(韓国・平昌)に参加しました。
CBD(生物多様性)COP12に参加しました。
CBDCOPは加盟国194か国の政府の会議で私たちNGOは本会議には傍聴しかできませんが、いろんな形で意見反映ができます。私たち伊勢三河湾流域の市民運動の仲間はCEPAフェア会場でのポスター展示と10月15日にシンポジウムを開催しました。3年後の冬季オリンピック会場となる場所だけに寒さとの戦いでした。
シンポジウムは高山先生(三重大学)の開催趣旨説明に続き、亀井さん(藤前干潟)、武藤(長良川)、市野 さん(豊川)、キム・キョンチョルさん(韓国4大河川事業)の報告があり、その後討論をしました。ネパール、韓国、日本から積極的な発言があり、欧米の方も熱心に討論に耳を傾け充実したものとなりました。
今後、COP12報告会の開催や愛知ターゲット達成に向けた中間点で「ピョンチャンロードマップ」をどう地域・現場で具体化して いくのか。新たなスタートです。(武藤)
写真をクリックすると大きくなります。
[2014/09/24]
ソウルで「4大河川日韓共同調査団」声明を発表
10月に開催される生物多様性COP12成功めざしてラムサールネット日本が呼びかけた「4大河川日韓共同調査」に長良川市民学習会の武藤事務局長が参加しました。
9月21日〜23日の調査後24日ソウル市内において共同調査団は記者会見をし、「私たちは命が生き呼吸する健康な4大河川を見ることを望んでいる。」とする声明文を発表しました。
記者会見の中で武藤事務局長は両国で河川環境改善のために当面「堰の開門」めざして行動することを訴え、声明文にも謳われました。
● 「4大河川日韓共同視察団」声明文 (pdf−110KB)
[2014/09/05-07]
韓国の仲間を迎えて「長良川・伊勢湾・COP12アクション」
エクスカーション(徳山ダム)での参加者写真
韓国4大河川事業の環境破壊とたたかう韓国の仲間を迎えて、9月5日〜7日「長良川・伊勢湾・COP12アクション」を取り組みました。
今年10月韓国平昌で開催される生物多様性COP12の中部地域のプレイベントとして伊勢湾流域の環境市民団体が協力して開催しました。
5日に「木曽三川下流域の環境と利水」を6日に「徳山ダム導水路事業の検証」をテーマにエクスカーションを行いました。
韓国の講師らと握手する粕谷代表
左からパク・チャングンさん、イー・ハンジンさん
また、6日に岐阜市において市民学習会「韓国4大河川事業と徳山ダム導水路」、7日に名古屋市において市民シンポジウム「生物多様性COP10から4年」を開催し大型開発事業が暴走する中部地域の状況や生態系保全に向けた議論が交わされました。
これらの成果を10月15日COP12 CEPAフェアで発表する予定で訪韓ツアーの準備の進めています。
● 講演「誰のため、何のための4大河川事業か?」パク・チャングン 韓国関東大学教授(土木工学)(pdf−550KB)
[2014/07/27]
清流!長良川リバーツアー2014
恒例の長良川リバーツアーを7月27日(日)に開催しました。
午前・午後の部に分かれ午前は藍川橋から長良橋まで、午後は千鳥橋から長良橋まで下りました。
この日は水量が多くしかも水が澄んでいました。
川にもぐったり泳いだりの水遊びは、子供以上に大人たちが楽しんでいました。
岐阜市内でこんな遊びができる!清流長良川を守りたい。
[2014/06/21]
6.21もう黙っとれん!1000人の市民とともに岐阜市内をパレード
秘密法強行採決、集団的自衛権行使容認、原発再稼働、・・・・、全国各地でダム建設強行!安倍政権の暴走。「もう黙っとれん」と長良川市民学習会の仲間も自主的に呼びかけ人、賛同人、カンパ協力者になって1000人パレードの成功を目ざしました。
当日は雨の心配を吹き飛ばし、燃えるような1000人の怒りと熱気の集会(金公園)となりました。長い長い列のパレードの中で長良川市民学習会の「よみがえれ長良川」の幟がはためきました。
[2014/06/07-08]
長良川上流の山・川・暮らしの視察と交流
清流長良川の上流で、人々のどんな営みと努力があるのか学び交流する取り組みでした。
6月7日(土)朝JR岐阜駅に集合しマイカー乗り合わせで郡上市明宝に向かいました。午前中は岐阜県郡上土木事務所の案内で吉田川に16ある魚道のうち2か所見学しました。
(左)上坂本砂防えん堤の魚道 (右)二間手砂防えん堤の魚道で魚観察
午後は、株式会社 「郡上割り箸」の小森さんの案内で木工工場を見学した後、古民家「源右衛門」(郡上市明宝二間手)で「移住促進現場からみる、長良川上流地域・生き残りへのチャレンジ〜郡上暮らしと町おこしの取り組み」をテーマに「ふるさと郡上会」事務局小林謙一さんの講演を受けました。
「ふるさと郡上会」小林謙一さん
夜は明宝の民宿「しもだ」で交流。小林さんに加え地元在住で「サツキマスのいた川」の著者田口茂男さんにも参加いただき郡上のおいしい自然食を囲んで夜中まで飲み・語らいました。
翌朝は、夜の雨があがり快晴。山々の緑と川面の輝きがまぶしいばかりでした。民宿を出て「ななしんぼカフェ」でおいしいモーニングコーヒーをいただきながらNPOななしんぼの若いスタッフの活動紹介を受けた後、大和の森林現場を小森さん(大原林産)に説明を受けながら歩きました。
今回の視察では上記に加え本当に多くの皆さんのお世話になりました。感謝申し上げます。感想・報告につきましては8月中旬発行予定の当会ニュースNo,18に掲載する予定です。
古民家「源右衛門」前で参加者の皆さん
なお、岐阜へ帰る途中、関市において遊水地など歴史的治水現場の案内を「ギンブナの会」の須田さんにしていただけました。とても丁寧な準備に恐縮しました。ありがとうございました。
[2014/05/25]
汽水域を失った長良川の環境悪化が鮮明に
5月25日(日)長良川河口域環境観察会を開催しました。
この取り組みは生物多様性の日をめぐって行われる「湿地のグリンウェーブ2014」の参加イベントです。参加者20名。午前は船に乗って河口堰の上下流の川底とヨシ原の観察を、午後からはヨシ原に入って長良川、揖斐川、木曽川の環境の比較観察をしました。
汽水域を失った長良川の環境悪化の実態が鮮明になりました。
この観察会をマスコミは「河口堰の影響、現地調査」(岐阜新聞)「河口堰の周辺、やせるヨシ原」(朝日新聞・三重)と報道しました。
また、観察会参加者の声「長良川清流に戻したい」は中日新聞に掲載されました。
「観察会の報告」と「参加者の感想」は以下のリンクからご覧になれます。
● 「観察会の報告」(pdf−110KB)
● 「参加者の感想」(pdf−75KB)
[2014/05/14]
岐阜県に「長良川の環境・治水に関わる要請書」を提出
5月14日(水)長良川市民学習会は岐阜県知事あてに
@「木曽川水系連絡導水路事業の関係地方公共団体からなる検討の場」において事業中止を要請すること。
A岐阜県において長良川河口堰事業を検証する組織を設置すること。
Bダムによらない伝統的防災施設施策の充実をはかり、内ヶ谷ダム建設事業の再検討を行うこと。の3項目の要請を行いました。
岐阜県側からは岩崎河川課長ほか3名の職員が対応し、1時間半程やり取りをしましたがどの項目についても要請に応える回答はありませんでした。
この様子をNHKテレビは当日の夕方に、岐阜新聞・中日新聞は翌日の朝刊で報道しました。
● 県へ提出した「要請書」の内容
[2014/04/26〜28]
祝島で反原発のたたかいを、鞆の浦で「まちづくり」を学びました。
上関原発とたたかう祝島
「中部の環境を考える会」など環境、ダム、原発問題等で活躍する皆さんと瀬戸内海ツアーを取り組みました。
祝島に向かう海はとても美しくスナメリもいました。
上関原発計画に島ぐるみで戦う島民と環境市民団体との連帯に感動しました。
鞆の浦では歴史と景観を守る市民の活動を学びました。
祝島で笑顔の参加者。 鞆の浦のシンボル常夜灯
前列中央「上関の自然を守る会」高島美登里さん、左端「祝島島民の会」山戸孝さん。
[2014/03/20]
導水路裁判3月20日結審。判決日は7月24日(木)に決定
愛知県知事・同企業庁長を被告に2009年6月11日提訴した導水路裁判(木曽川水系連絡導水路事業公金支出差止請求)の結審が3月20日にありました。原告団と支援する市民は雨の中名古屋地方裁判所前に集合し入廷しました。
原告の意見陳述では、小林収「導水路はいらない!愛知の会」共同代表が「司法の失敗を起こさないために」と題して住民の声を訴えました。最終意見陳述は濱嶋将周弁護士が行い本裁判の争点・主張を明快に陳述しました。
判決は7月24日(木)午前10時、名古屋地方裁判所において言い渡されます。
2014年3月20日結審 入廷する原告と市民(左側) 報告集会(右側)
[2014/02/14]
「長良川河口堰治水論」「塩害の恐れ論」の調査検討を求める要望書提出
2013.10.24長良川河口堰県民調査団
(浚渫現場見学)
長良川市民学習会は2月14日開催の長良川河口堰調査検討会に対し「長良川河口堰治水論」「塩害の恐れ論」の調査検討を求める要望書を、岐阜県河川課を通して提出しました。
これは、河口堰開門調査実現にとってもっとも障害になっている治水・塩害問題の再検討を求めるものです。
[2013/12/06]
秘密保護法反対4000人の集会・デモ(名古屋)に参加
長良川市民学習会は市民団体の活動を敵視しテロリスト扱いする「特定秘密保護法」に断固反対する立場から、11月13日にSTOP「秘密保護法」大集会の呼び掛けに賛同表明しました。
4000人のデモ行進
自公政権が参議院で強行採決した12月6日、名古屋の大集会・デモに幟旗を掲げて参加しました。怒る市民4000人の近年にない大規模なデモでした。引き続き悪法を施行させないたたかいに参加します。
12.6秘密法反対の大集会
[2013/11/09]
やめさせよう石木ダム建設!全国集会に参加
11月9日長崎県原爆資料会館ホールで「やめさせよう石木ダム建設!全国集会」が開催されました。会場いっぱいの330名の参加で建設反対の決意を固めるものとなりました。
地元市民ばかりでなくダム建設とたたかう全国の仲間も参加しました。長良川市民学習会は連帯の意志を伝える「寄せ書き」をもって参加しました。
集会で「寄せ書き」を掲げる私たち(右側)
集会の後、長崎市内をデモ行進をし市民にアピールしました。夜は、川棚町こうばる会館で地元反対同盟のみなさんと交流を深めました。
翌日10日ダム建設計画地の見学会に参加。地域のたたかう熱気が伝わる風景でした。11日長崎県要請行動に参加しましたが、当局の真面目に対応しない姿勢に強い怒りを感じました。
「こうばる会館」での交流会 地元の反対の決意は固い
[2013/11/8]
開門調査をめぐって緊張する諫早を視察
開門反対派の看板
11月8日有明海漁民・市民ネットワーク事務局の時津良治さんの案内で開門調査をめぐって緊張する現場を視察しました。諫早市内では浸水被害があった地域を見学しました。
干拓地域では営農中の農場の状況や開門準備工事が始まらない現場の状況を見学しました。 漁民、農民、住民を対立させ開門調査準備をさぼる農水省の卑劣さに憤りを感じました。
佐賀県太良町では漁師平方宣清さんから深刻な漁業被害の実態を聴くことができました。
農水省は速やかに確定判決通り開門調査を実施して、有明湾をよみがえらせよ!
視察団と時津さん(右から2人目)。 潮受け堤防
[2013/11/6・9]
「鮎の瀬ばり網漁と種付け作業」を見学しました。
秋,落ち鮎の季節になると長良川では上流から下流までのあちこちで,川を横切って仕掛けられる瀬ばり網が見かけられます。
今回11月6日に岐阜市の西部,鏡島大橋のすぐ下流(河口から47km辺り)で行なわれている瀬ばり網漁と今年最後の鮎の種付け作業を,9日には河口堰への運搬作業を見学することができました。
見学報告(田中万寿さん) (pdf-330KB)
[2013/09/29]
第4回共育講座「よみがえれ長良川!」を40名の市民が受講
9月29日に開催された第4回講座は長良川の魚類をとおして川の自然環境を考える講座でした。
向井貴彦先生の「長良川の自然と魚たち」と題する講演では、河川の上・中・下流の特徴とそこに生きる魚の種類・様子を理論的に学びました。その中で汽水域の重要性を説かれ、河口堰が長良川の自然環境を大きく傷つけている話をされました。
漁師の大橋亮一さんの「長良川の漁、いま、むかし」と題する講演では、約70年にわたる長良川での漁をとおして長良川の環境変化を語られました。高度成長期の都市排水による汚染や河口堰建設による環境悪化による魚類の生態の変化と漁業への影響を知ることができました。
[2013/07/14]
ラフティングで長良川の豊かさ体感しました。
7月14日(日)なごや環境大学「よみがえれ長良川!」第3回講座「長良川リバーツアー」がありました。
受講生は25名、老若男女とネパールの留学生も加わって多彩。カヌー3艇の「見守り」応援もあり楽しい川下りでした。
前日の雨で水量が多く醍醐味がありました。濁りがあり「清流下り」にはならなかったのはちょっと残念でしたが川下りと途中の水遊びに参加者は大満足。
[2013/06/17]
韓国忠清南道ソチョン郡で「クムガン−長良川海水流通政策討論会」
グムガン−長良川海水流通政策討論会
長良川市民学習会、中部の環境を考える会、大阪自然環境保全協会、日本環境法律家連盟のメンバー11名の「韓国四大河川事業視察と交流ツアー」(6/15〜6/19)がありました。
訪問先はナクトンガン、ヨンサンガン、クムガン、セマングム、シファ湖などで昨年の続編ですが、今年は河口堰や河口の湿地を中心に視察しました。「湿地と鳥たちの仲間」、グリーンコリア、KFEM(韓国環境保護連合)など多くの市民団体の皆さんと交流できました。
グムガン河口堰
グムガン河口堰があるソチョンでは郡主催の「グムガン−長良川海水流通(汽水域回復)政策討論会」がセットされていました。郡長はじめ郡の政策スタッフの歓迎と「歓迎!日本長良川海水流通市民団体」の立派な看板にわが視察団はびっくり。
討論会では長良川河口堰、淀川、クムガン河口堰のそれぞれのプレゼンテーションから始まり討論が進みました。グムガン河口堰開門に向けたソチョン郡の取り組みは活発でとても勉強になりました。堰開門に向け毅然としたナ・ソイェオル郡長の姿勢はとても印象的でした。
この討論会やクムガンの視察にはKBSはじめ多くの報道陣が取材に訪れ、インタビュー攻めにちょっとたじろぎました。
左の写真はソチョン郡長と視察団、右側は、コンジュ堰(グムガン)にて
[2013/06/02]
「源流の山と森」で考える
間伐の必要性を話される小森さん
6月2日(日)なごや環境大学「よみがえれ長良川!」の第2講座「源流の山と森」が開催されました。
受講者は16名。講師は(有)大原林産代表取締役の小森胤樹さん。
長良川上流郡上市で間伐中の那比の森と地元自治体が明治時代から管理してきた大和町の森に入り見学しました。
間伐されきちんと維持・管理された美しい森林の姿を見て、参加者は満足するとともに日本の林業を取り巻く厳しい状況も学びました。
参加者の報告 (pdf-157KB)
[2013/05/25]
河口堰がある川とない川の環境の違いは歴然
5月25日(土)当会主催で「長良川下流域ヨシ原環境観察会」を開催しました。
この取り組みは「湿地のグリンウェーブ2013」参加イベントで今年2回目です。
元長良川下流域生物相調査団の千藤克彦先生の解説とヨシ原に入っての観察で「河口堰」が河川環境に及ぼす影響がとてよく分かりました。
参加者の報告 (pdf-335KB)
[2013/05/15]
長良川流域6市民団体で岐阜県に要請
5月15日(水)当会はじめ長良川流域6市民団体で「木曽川水系連絡導水路、長良川河口堰及び内ケ谷ダムに関する」要請を岐阜県庁で行いました.
要請の様子は翌日、「木曽川導水路建設中止を」(岐阜)「河口堰の開門調査を」(中日)などのタイトルで新聞5社が報道しました。
「要請文」全文 (pdf-125KB)
[2013/05/11]
なごや環境大学「長良川河口堰と河口の環境」で河口の光景にビックリ
5月11日(土)雨の中にもかかわらず20名の受講生が参加。他に岐阜大学の学生7名も一緒に現場を見ました。
この講座は昨年に引き続くものです。乗船して採泥器で川底のヘドロを採取。真っ黒なヘドロに驚く以上に今年は、河口堰下流側に藻類と泡が絡み合ったものが広く漂う光景にビックリしました。
この日は長良川鵜飼が始まる日。清流が看板の長良川ですが河口ではこんな無残な姿を見せています。忍びないです。
河口堰下流0.5〜1.0kmあたりの光景(午前11時ごろ)
[2013/03/20]
3.20市民学習会「長良川のアユに何が起きているのか?」
3月20日に開催しました市民学習会は会場いっぱいの111名の参加で盛況でした。
「語り手」の皆さん
年表を使った新村さんの講演では、長良川のアユをめぐる環境の推移をよく理解することができました。今回の市民学習会では漁協幹部のみなさんを「語り手」に招くことができ漁協関係の参加者が目立ちました。討論では漁協関係者からから河口堰開門調査に向けた取り組みの決意も出されました。
翌朝の朝日新聞は「小ぶりのアユはなぜ 長良川の環境論議」のタイトルで市民学習会の様子を報道しました。
[2013/03/19]
内ケ谷ダム:転流工事予算編成に抗議する。
長良川を愛し長良川の環境保全めざして活動する流域6市民団体は、3月19日内ケ谷ダム転流工事に着手する岐阜県の平成25年度予算編成に抗議する声明を以下のように発表しました。
2013年3月19日
内ケ谷ダム 転流工事予算編成に抗議する
長良川市民学習会
板取川自然探索・山童
NPO法人ギンブナの会
河口堰に反対し長良川を守る岐阜県民の会
長良川河口堰建設に反対する会・岐阜
長良川水系・水を守る会
岐阜県は平成25年度予算編成において、内ケ谷ダム建設について前年予算の約3倍の11億5300万円(国庫6億2810万円、県債5億2490万円)の事業費を計上し、平成27年度本体工事着手のために河川を一時的に切り替える転流工の着手を明らかにした。
内ケ谷ダムは、2009年からの全国84箇所の再検証ダムとして、2010年から再検証に付された。しかし、設置された「検討の場」は、「結論ありき」の中身の薄い議論に終始した。県民からは自然豊かな渓谷の破壊に反対する声、治水の効果に疑問の意見、厳しい県財政のもとでの巨額な事業費支出の心配などが多く寄せられた。私たちは、事業推進の立場だけでなく批判する専門家を入れた検討会の開催や県民参加の議論の場を求め「一時踏みとどまって事業を検討する」ことを要請してきたが、見切り発車で事業継続が「承認」された。
この度の予算編成の内容は、これらの県民の疑問・不安に挑戦するもので見逃すことはできない。とりわけ内ケ谷の心臓部にナイフを突き刺すともいえる転流工事の着手を予定した予算に耐えがたい苦しみと怒りを感じる。
予算では大盤振る舞いの岐阜県支出5億2490万円が計上されたが、これは全額県債つまり借金で私たちや次世代に負担がまわされる。次世代に残さなければならないかけがいのない内ケ谷の自然環境を破壊して、次世代に借金をツケまわすという恥ずかしい行為は認められない。起債許可団体に転落した県財政危機のもとで県民は「行財政改革アクションプラン」による福祉医療費の大幅削減・行政サービスの低下に我慢させられてきた。その我慢をアダで返すこの度の「清流破壊の借金」予算に怒りを持って抗議する。
また、予算では事業完成予定を平成37年度とし、先の「検討の場」で提起した平成39年度より2年早めているが、安倍政権の「人よりコンクリートへ」路線の先頭を突っ走ろうというのか。目先のカネで目をくらませ貴重な県土の自然、長良川の清流の源を破壊する内ケ谷事業予算編成に断固抗議する。
私たちは一時踏みとどまって事業を再検証し、真の『清流の国ぎふ』づくりにふさわしい県土づくりを求める
以上
提出した「抗議声明」は、下記リンクからダウンロードができます。
「抗議声明」全文 (pdf-140KB)
[2013/03/02]
3.2 勉強会「長良川河口堰と塩害・洪水」じっくり学びました。
3月2日(日)ハートフルスクエアGにおいて、長良川河口堰問題を塩害と洪水の側面からじっくり勉強しようと定員50名を超える市民の参加で「勉強会」が開催されました。
今本先生のお話を熱心に聞く参加者の皆さん
前半の塩害問題では、在間正史弁護士が「長良川浚渫後の「塩害」予測に検証」と題しての農業被害問題に踏み込んだ講演をされました。
今本博健京都大学名誉教授は「国交省・水公団による塩水の遡上予測の検証」と題して国が主張する「塩水遡上論」の発表経過と内容ががきわめて不可解であるこを明らかにされました。引き続きコメントに立った粕谷志郎岐阜大学教授は、豊富なデータを示して二人の講演内容を深めました。
後半の洪水問題は、今本先生の「洪水対策に河口堰は必要なかった」と題する講演をもとに勉強しました。
参加した市民からは、こんなバカげた国の議論と嘘に怒りを感じる。これをどうしても広めなければならない。等の怒りの声と意見が出されました。
勉強会で使われた資料は、下記のリンクをクリックしてください。
在間弁護士の 【長良川浚渫後の 「塩害」予測
の検証】 (pdf-1.5MB)
今本先生の 【洪水対策に河口堰は必要なかった】 (pdf-2.1MB)
粕谷先生の 【塩害の論理は何も当てなまらない!!】
(pdf-3.3MB)
[2013/01/17]
導水路撤退!愛知県、名古屋市に要請行動
中区三の丸の官庁街での街頭宣伝
河村たかし名古屋市長は、2009年5月、「導水路事業からの撤退」を表明しました。2011年には、大村(愛知県知事)河村(名古屋市長)コンビの共同公約として「導水路見直し」が掲げられました。私たちは大いに期待しました。しかし現時点で「見直し」も「撤退」も、何の動きも見えていません。そしてこうしている間にも、凍結という名の下で毎年2億円を超す事業費が使われ続けています。
1月17日(木)「導水路はいらない!愛知の会」の呼びかけで、私たちは、愛知県と名古屋市上下水道局を訪れ@撤退ルールに基づき導水路事業から撤退することA「導水路事業検討の場」において事業中止の立場を示すことを要請しました。
愛知県知事・名古屋市上下水道局への要請行動
なお、この要請行動には在間弁護士(導水路裁判原告代理人)も参加され、撤退ルール解説図を示して「今なら撤退負担金ゼロで撤退できる」と訴えられました。
大村愛知県知事への要請書(pdf-74KB)
河村名古屋市長への要請書(pdf-71KB)
名古屋市上下水道局長への要請書(pdf-71KB)
撤退ルール解説図(国交省資料に当会がコメントを付加したもの)(pdf-429KB)
[2013/01/11]
韓国「日本の河川視察団」長良川河口堰を視察
河口堰を視察
2010年に愛知県で行なわれたCOP10(生物多様性締約国会議)に韓国から参加したみなさんと交流が始まり、昨年6月「よみがえれ長良川!よみがえれ伊勢湾!」実行委員会が主催で「韓国4大河川事業視察と交流の旅」が実現しました(詳しくは本ホームページにてNewsバックナンバー10号、14号をご覧ください)。
今回は韓国から6名の方たちが、1月11日から14日まで4日間の予定で長良川河口堰,淀川,荒瀬ダムなど日本の河川の視察で来日されました。
河口堰周辺で川底調査
11日は中部国際空港まで出迎え、河口堰へ。赤須賀漁港のはまぐりプラザで昼食後、山内克典先生たちの案内で船で河口堰周辺で川底調査、堰上流部でヨシ原調査などを行いました。その後、ラムサール条約湿地藤前干潟稲永ビジターセンターに移動し、情報交流会を行ないました。
ここでの参加者は20数名。NPO藤前干潟を守る会理事長の亀井浩次さんの「藤前干潟を守る取り組み」報告に続き、韓国側からはミョン・ホ(環境NGO生態地平研究所事務局長)さんの「4大河川事業による環境破壊の実態」報告のプレゼンテーションがありました。
夜は、築地口の焼き鳥屋さんでお酒を飲みかわし懇親しました。
稲永ビジターセンターで「日韓環境情報交流会」
[2012/09/29]
なごや環境大学「長良川の再生に向けて」で議論白熱
なごや環境大学共育講座よみがえれ長良川!第4回講座「長良川の再生に向けて」が名古屋市女性会館で開催されました。講座には47名が参加。講師の話、参加者の討論、とても盛り上がりました。
粕谷先生の講演にあった「塩害論」では様々な立場からの発言があり、ちょっとヒートアップしそうな論争になりました。諫早問題で活動する陣内さんの発言もあり広い視野での議論になりました。
山本茂雄さんのお話は受講者に大きなインパクトを与えました。「漁業の実態がこんなことになっているとは驚いた。」「国際的にきびしい漁業の状況下、河口堰開門がいかに大きな経済的価値があるのかよく分かった。」開門には大きなロマンがある!
両者の「資料」について、発表者の許可なく使用することは禁止します。
[2012/09/16]
長良川リバーツアー(なごや環境大学第3回講座)楽しかったよ。
9月16日(日)、7月に増水で中止になったなごや環境大学第3回講座「長良川リバーツアー」をリベンジで開催しました。
台風が近づく中で皆さんにご心配をかけましたが、開催中は、まぶしいばかりの太陽のもと絶好の「川下り」となりました。
岐阜市古津の千鳥橋から長良橋まで約4kmの下りです。
ラフトは3艇、参加者は子供7人含め老若男女のバラエティーにとんだメンバーとなりました。子どもたちは川に飛び込んでもぐったり楽しい水遊びとなりました。ラフティングは初めてという年金生活の参加者からは「新しい世界を見せてもらいました。」と感動と感謝の言葉をいただきました。
指導していただいた高木さんはじめ「長良川河口堰建設に反対する会」の皆様ありがとうございました。
[2012/6/15〜18]
韓国4大河川事業視察と交流の旅
イポダムは銀色の卵型ドームを並べた形で長良川河口堰を連想させる
6月15日〜18日「よみがえれ長良川!よみがえれ伊勢湾」実行委員会主催の「韓国4大河川事業視察と交流の旅」がありました。
大沼淳一代表以下14名の視察・交流団で、「脱ダムネット関西」のメンバーも参加されました。この企画は、2年前COP10会場で韓国の環境団体と交流したのがきっかけで組まれたものです。
現地視察では、「大胆不敵」に建設が行われた河川事業にとても驚きました。また、現場の案内では各地で多くの環境団体の皆様にお世話になりました。交流も深めることができました。
詳しくは、「韓国4大河川事業視察と交流の旅」報告をご覧ください。
「韓国4大河川事業視察と交流の旅」(1MB)
[2012/06/03]
6.3なごや環境大学「源流の山と森」。目からウロコ!
6月3日(日)なごや環境大学「よみがえれ長良川!」第2講座「源流の山と森」が開催されました。天気予報は雨。覚悟を決めて午前10時「郡上八幡駅」に18名が集合しました。
まず講師の小森胤樹さんの案内で八幡町那比の森に向かいました。小森さんが勤める大原林産が請け負った間伐現場を見学しました。予報は外れ空は晴れわたり、明るい森林の中で講義が始まりました。森林技術者と林業経営の立場からの小森さんのお話は、情緒的な「緑のダム論」や「地球環境にやさしい森林論」ではなく、どうしたら森林は守れるのか!ヒノキ林とスギ林の比較や雨滴が山に及ぼす影響など具体的・科学的で説得力のある話でした。参加者は、森林の中で「目からウロコ!」「知らないことばかり」 「とっても勉強になった。」と感嘆の声の連発。
お昼、郡上市文化センターの講義室で各自持参のお弁当を食べた後、小森さんのプレゼンテーションで、日本の林業について学びました。「とにかく、わが国ではもっと木を切って使うことが第一。」「まず、割り箸を使おう。」
最後は、大和町古道の郡上市が所有する森に入りました。複層林を見て、明治・大正から地元で試行錯誤で進められてきた林業の努力の状況を見ることができました。ここで、空は暗くなり雨が。しかし、樹冠の傘でしばらくは私たちは雨にぬれることなく森林から降りることができました。そこで閉会。記念写真を撮って午後3時過ぎに解散しました。
● [2012/05/26]
長良川下流域ヨシ原観察会で河口堰の環境影響を調査
5月26日(土)午前10時から12時、長良川下流域でヨシ原観察会を千藤克彦先生(元長良川下流域生物相調査団)の指導で行いました。河口堰が生物にどう影響を与えている観察するのが目的で、長良川、木曽川、揖斐川を比較して観察しました。
集合場所近くの木曽川では、長良川で見えなくなったサンカクイ等を観察しました。
長良川と揖斐川の背割り堤ではヨシ原に入って、ベンケイガニの生息状況を観察しました。それぞれ10分間程度の時間を区切って捕獲してみました。揖斐川では幅広い世代のベンケイガニをたくさん捕獲することができましたが、長良川ではカニの姿は見えず捕獲できたのはわずかに一匹の大きなカニのみ。長良川は老人しかいない未来の無い生物の「限界集落だ!」の参加者の声。
揖斐川の広大なヨシ原はギョシギョシとオオヨシキリの鳴き声で賑やかでした。長良川のヨシ原は点の状態で孤立し消滅寸前。ここでも上がった「限界集落だ!」の声に、「河口堰を開門すればよみがえりますよ。」と千藤先生は応えられました。
この観察会は、「よみがえれ長良川!よみがえれ伊勢湾!」実行委員会の主催で、全国で繰り広げて行われている「湿地のグリーンウエーブ」の一環として取り組まれたものです。参加者は岐阜大学の学生のみなさんを含め20名でした。
ヨシ原に入りベンケイガニの生息状況を調べている参加者
この観察会に千藤先生が提供された資料「長良川河口堰により長良川はどのように変化したか」は、 ココ からご覧ください。
● [2012/05/15]
岐阜県に「長良川河口堰の開門調査」「木曽川水系連絡導水路中止」を要請しました。
◆要請書を手渡す粕谷志郎代表(右)受け取る岩崎河川課長(左)
5月15日(火)岐阜県知事あてに「清流国体を機として『岐阜県の宝・長良川』の清流回復に向けた要請」と長良川河口堰調査検討会議長あてに「清流国体を機とした長良川河口堰『開門調査』実施にかかる要請」を行いました。要請団は14名。対応したのは岩崎福久河川課長ほか3名でした。
この要請は、国が長良川河口堰を検証する「合同会議」設置に合意したことを愛知県知事が明らかにした直後のことで、時宜にあった行動となりました。また、要請行動の後、県政記者クラブにおいて、導水路問題にかかわり私たちが続けてきた取水口計画地(揖斐川・西平)と計画放流地(長良川・千鳥橋)での水質測定結果を発表。記者のみなさんは強い関心を示しました。
翌朝、中日「長良川河口堰開門調査を要請」、毎日「2河川水温差6度」、岐阜「市民団体『県も参加を』」、朝日「清流回復向け要請書」とのタイトルで各紙が私たちの要請行動を報じました。
◆水質測定結果
● [2012/05/12]
なごや環境大学「よみがえれ長良川!」がスタートしました。
5月12日(日)第1回講座「河口堰と河口の漁業」が開催されました。快晴でしたが強風のため漁船は川に出れませんでした。
急きょ赤須賀漁港の「競り市会場」をお借りして「しじみプロジェクト」の伊藤研司さんから赤須賀の漁業の歴史、長良川河口堰とのかかわりそして現状のお話を伺いました。
漁協青年部のみなさんからたくさん現場の声を聴くことができました。どのお話も、河口堰が長良川のシジミ漁を大きく傷つけている生々しい話でした。一方で、希望を持って様々な取り組みをされている姿勢が印象的でした。
午後は、地元の土井忠之さんに長良川河口堰と船頭平閘門を案内して頂きました。この日の長良川は淡水赤潮に覆われ河口堰のない隣の揖斐川と全く違う色でした。受講した市民は26名でした。
しじみプロジェクトの伊藤研司さん 赤須賀漁協青年部のみなさん
しじみ漁船の説明を聞く受講生 土井さんに河口堰を案内していただく
● [2012/04/01]
「開門調査」実現めざし、4.1学習会に約100名の市民が参加。
向井貴彦さん(岐阜大学准教授)の講演は、約100名の参加者
4月1日(日)岐阜市ハートフルスクエアG大研修室において、市民学習会「長良川河口堰の「開門調査」実現をめざして」が開催されました。
講師の蔵冶光一郎さん(東京大学生態水文学研究所長)と向井貴彦さん(岐阜大学准教授)の講演は、約100名の参加者に「開門調査」の意義を強くアピールしました。
会場からは川名部浩哉先生や今本博健先生の発言もあり議論が深まりました。
また、長良川の漁協関係者の開門調査に賛同する力強い発言は、参加した市民を大変勇気づけるものとなりました。
◆パワーポイントの資料はこちらから(無断使用はご遠慮ください。)
@蔵冶光一郎さん:長良川河口堰検証はどうなされたか−愛知県の検証の意義と 今後私たちに求められる課題−(pdf-640KB)
A向井貴彦さん:なぜ今,開門調査か−長良川の現状と開門調査への期待−(pdf-800KB)
左から講師の向井さん、蔵冶さん、司会の粕谷さん。 右側の写真は、講師の蔵冶光一郎さん
● [2011/12/10]
シンポジウム「よみがえれ長良川!よみがえれ伊勢湾!」が開催されました。
シンポジウムの様子は、ユーストリーム「環境テレビ・中部」にアップされています。
ここをクリック → その1 ・ その2 ・ その3
左の写真は、河村名古屋市長のご挨拶と来賓の皆さん
真中の写真は、大村知事のご挨拶。
右の写真は、今本、長良川河口堰検証専門委員会共同座長のご挨拶
● [2011/10/17]
「愛知県長良川河口堰検証専門委員会 報告書(案)」説明会を開催しました。
10月17日(月)夜、当会主催「愛知県長良川河口堰検証専門委員会 報告書(案)」説明会が開催されました。
「お知らせ」期間実質6日間という緊急の取り組みでしたが、「開門」を巡る緊迫した状況の下、市民の関心は高く85名の参加がありました。
NHKTV・ラジオ、ぎふチャン(TV)他、朝日、中日、岐阜、日経、赤旗など多くの取材がありました。
当日の資料はこちらから
@小島敏郎(座長)青山学院大学国際政治経済学部教授
A今本博健(座長)京都大学名誉教授
● [2011/09/05]
現場を見る学習会「長良川河口堰開門は可能か?」を開催しました。
知多浄水場にて参加者一同記念写真。
● [2011/06/25]
長良川河口堰環境観察会を開催しました。
梅雨時で天気予報も雨だったのに真夏の日差しの中の観察会となりました。多くの報道陣が駆けつけ2艘の船は満員の21名。河口堰下流河床のヘドロ状態は変わらず。採取したヘドロの酸化還元電位は−359mVでした。上流側のヨシ原も根元が奪われていく状況にありました。
観察会当日の配布資料(ここをクリック)(PDF-1.9MB)
● [2011/06/09]
内ケ谷ダム工事現場見学を開催しました。
6月9日(木)長良川上流河川開発工事事務所の案内で、内ケ谷ダム工事現場を見学しました。見学会には今本博健先生や大須賀県会議員も参加されました。現場では、道路工事が97%完成しています。写真はダム計画地点直下流側から撮りました。
● [2011/04/24]
内ケ谷ツアーに参加しました。
4月24日(日)恒例の内ケ谷ツアーが開催されました。冷たい渓流と山道を辿り歩いて1時間半、ダムサイトに到着。すばらしい渓谷美を目の当たりにして粕谷志郎当会代表は「これは絶対残さなあかん!」の声を第1に発しました。
冷たく流れの速い中を歩く ダムサイト予定地付近の渓谷
● [2011/04/21]
今川(長良川・関市)に豊かな流れが戻りました。
昨年夏の増水で導流堤が壊れ、長良川の派川・今川が涸れてしまいました。地元市民の「流れを戻せ」の声に押され県土木が導流堤補強工事を行った結果、流れが戻り、豊かな自然景観が復活しました。
今川(長良川・関市)に豊かな流れが戻りました。(2011.4.21撮影)
● [2011/02/05]
2月5日:市民学習会「長良川に内ケ谷ダムは必要か?」に90名の市民が参加。問題を岐阜県民に大きくアピールしました。
基調講演:「内ケ谷ダムは洪水対策に有効か」−今本博健京都大学名誉教授−
◆基調講演レジメ