はじめに
序文にかえて
徳山ダムに貯められた水が長良川へ流されようとしています。
長良川鵜飼場のすぐ上流からです。
誰一人、そんなことを望んでおりません。
勝手な「行政判断」だそうです。

渇水時の河川環境の改善が目的だそうですが、平成6年の大渇水の時でも、長良川では何の被害も報告されていません。
ダムに貯められた水が流されることによる環境への悪影響が懸念されます。
本会は、「長良川に徳山ダムの水はいらない」と思う個人の集まりです。
当面、長良川へ徳山ダムの水を流す「木曽川水系連絡導水路案」の合意の撤回を求めて運動を進めます。

少し詳しい説明
 2006年8月に行われた、第6回徳山ダムに係わる導水路検討会において、国と岐阜県、愛知県、三重県、名古屋市の三県一市は、
揖斐川(西平ダム上流)から木曽川への導水路計画(上流案)に合意しました。
にもかかわらず、07年8月の第7回同検討会では、密室の協議の中、導水の一部(平常時毎秒0.7m3、渇水時毎秒4.7 m3)を長良川に放流し、
下流の海津市で木曽川へ流す「上流分割案」に覆りました。
上流案建設費900億円から890億円への経費節減と、長良川が、渇水時においてきぼりにならないようにとの行政判断からと国土交通省は説明しています。

 揖斐川、木曽川の流量がゼロとなった平成6年の大渇水の時にも、長良川は毎秒7m3の流量を維持し、上流にダムのない河川の豊かな流れを見せつけました。
長良川にダムの水を求める声は皆無です。

 ダムに貯まった水は、水温が低く、藻類の繁茂した水です。これを、世界遺産に推し進めようとしている長良川鵜飼いの行われるすぐ上流から流そうというものです。
 鮎をはじめ、河川生態系への影響が懸念されます。加えて、人工的に水位を安定化する結果、ブルーギルやブラックバスなどの外来魚に住みやすい環境を与えてしまい、さらなる生態系の破壊へとつながる可能性があります。
長良川の自然環境,長い歴史に育まれた文化や生活,産業などへの配慮や敬意を欠くものです。

 私たちは、「長良川に徳山ダムの水はいらない」立場から、長良川へ徳山ダムの水を流す、「木曽川水系連絡導水路案」の合意の撤回を求めて運動を進めます。
平成20年6月26日
「長良川に徳山ダムの水はいらない」市民学習会代表 粕谷志郎

導水路建設ルート

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