「岐阜県」長良川県民調査団における質疑の訂正について

今朝私(武藤仁)の方に岐阜県河川課より以下のメールがありましたのでお知らせします。

(前文略)
10月24日、県民調査団において武藤さまの質問「(昭和51年の洪水で)計画高水位に達したのか」に対し、「計画高水位に達した」と説明しましたが、正確には昭和51年9月の洪水では、良川の水位観測所では計画高水位に達しておりませんので、発言が誤りだったことをお詫びします。
また、他の出席者の方々へは文書で訂正させていただきたいと思います。

なお、その際、説明したかったことは、昭和51年9月洪水では堤防を越水はしませんでしたが、長時間、計画高水位に近い高い水位が継続したことにより堤防が決壊したものであり、水位を少しでも下げることが必要との主旨で説明したものであり、他意はありません。

参考までに録音記録から文字おこしした質疑メモを添付いたしますので、これを読んでいただければ文脈として上記の主旨をご理解いただけるものと思います。

今後とも治水事業の理解に向け、正確な発言に努めるようにいたします。

(質疑メモ)
10/24、長良川河口堰県民調査団 質疑メモ(抜粋)

(質問者)
(略)
河口堰の必要性というところで、堤防の高さと照らし合わせて河積断面を増やしてと書いてあるが、その上に昭和51年の安八水害と書いてある。私は岐阜市長良に住んでいて、水害にあった。安八水害のとき、堤防を越えて堤防が壊れたんじゃなかったですよね。確か。安八水害の場合、堤防が壊れて洪水になったんであって、長良川の水位が堤防を越えちゃってなった水害でないので、確かにあの時は長いこと雨降ってました。しかし水位を超えて水害になったんでなく、逆に言うと、河口堰の必要性を示す、河積断面を増やすというより堤防を強くするというのが私は今までいいと思っていたんですが、そのへんどうなんですか。堤防を越えちゃって壊れたんですか?

(課長)
昭和51年の安八水害のとき、非常に高い水位が長い時間継続して、堤防でいいますと、計画高水位があるわけですけど、それに勝るとも劣らない水位がずっと続いて、越水はしていませんが、安八で決壊をしたというのがあります。

(質問者)
計画高水位に達した?

(課長)
計画高水位に達しております。長い時間、かなり長い時間。そういうこともあって、まずは、治水の原則というのは、水位を下げるということでございます。水位を下げなくてはいけないのは、さきほど言いましたように堤防を乗り越えては困るというのもありますし、堤防の補強ということであれば、それ以外に断面を増やすだとか、あるいは基盤に水が回りにくくするようなそういう取組が国交省において進められております。
従いまして、単に乗り越えなかったからいいではなく、乗り越えないにしてもできるだけ水位を下げるということが大事ですし、それに加えて、計画高水位までの降雨に対して堤防がしっかりと守られるような補強対策が必要でありまして、国交省さんにおいて進められているということでございます。

安八水害→河口堰が必要?????

 10月24日、岐阜県の「長良川河口堰県民調査団」に参加しました。見学の後の質疑で私が「安八水害は堤防を越える洪水ではなく、計画高水位にも達しない洪水にもかかわらず起こったので、この水害をとらえて水位を下げるために浚渫が必要で河口堰が作られたというのはおかしい。」と発言したところ岩ア岐阜県河川課長は「安八水害では確かに堤防を越えるようなことはなかったが、計画高水位をはるかに超える水位は長時間続いた。」と応えました。
 そこで私は安八水害訴訟にかかわれた在間弁護士に、裁判の論争で出てきた「当時の現場の堤防高」「破堤時の長良川水位」「計画高水位」についてメールでお尋ねしました。
 在間弁護士からの回答メールは以下のようなものでした。

武藤仁 様
ご質問に対するお答えです。

@長良川の計画高水位と76.9洪水の水位

水位データがそろっているのは墨俣観測所(39.2q地点)です。
計画高水位はTP12.16m(量水標水位7.94m、零点高TP4.22m)です。
洪水は4波あり、水位は、TP11.53m(9日9:00)、TP9.81m(10日18:00)、TP11.38m(11日2:00)、TP11.36m(11日5:00)です。
したがって、洪水の水位は一度も計画高水位を超えていません。

A破堤個所の堤防高等

破堤個所の当時の堤防高はTP12.8mでした。計画高水位はTP10.66mです。したがって、堤防高は計画高水位を2m以上上回っており、余裕高を満たしていて高さは計画を満たしています。
破堤個所でも、洪水の水位は一度も計画高水位を超えていません。堤防上から見ると
河川の水位は約3m以上も下のところになります。実際、現場で水防活動に当たった消
防団員は皆、洪水の水位については楽観していました。

B破堤の経過

11日5:00の第4波最高水位の後になる11日6:30頃に裏小段に亀裂が発見され、これが拡大して10:30頃に裏小段より下の全体がすべるようにしてくずれ、その直後に天端表肩からその下全体がくずれて、僅かに残された堤防が外水位に耐えられなくなって完全に決潰して外水位の入水が始まり、流入水によって決潰口が拡大していきました。
岐阜県の河川行政の中核をなす河川課長が76年9月洪水は「計画高水位をはるかに超える水位は長時間続いた。」と理解しているとは、76年長良川決壊はずいぶん風化しているのですね。もっとも岩崎課長は国交省のキャリアですから、一河川の過去の出来事に過ぎない76年長良川決壊のことは知らないかもしれませんね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この県民調査団の質疑応答では、別の発言者から「河口堰ができて治水に役立っている根拠はない」との鋭い追及がありましたが、長良川河口堰管理事務所長は苦し紛れの果てに「河口堰は潮止めが役割です。」の答弁。治水効果に言及できませんでした。
                                  (武藤仁)





延期となりました「アユの種付け」・瀬張り漁見学会は11月6日(水)に開催します。

台風の影響で延期しました「瀬張り漁・アユの種付け」見学会は11月6日(水)AM11:00〜に開催します。

集合は、10:45に長良川漁協駐車場です。
車に相乗りを希望される方は10:00にJR岐阜駅南側(ハートフルG玄関前)に集合してください。
参加を希望される方は、武藤(090−1284−1298)までご連絡ください。

「アユの種付け」と瀬張り漁見学会を10月16日(水)に開催します。

表題の見学会を長良川漁協の山中さんらの協力で、以下のように開催します。皆様ぜひご参加ください。

見学会:10月16日(水)AM11:00〜鏡島大橋下流瀬張り漁現場
(マイカー参加の方)集合AM10:45長良川漁協駐車場
(車に相乗り希望の方)はAM10:00にJR岐阜駅南(ハートフルG南口)に集合してください。
参加費は無料ですが、昼食は各自ご持参ください。
参加を希望される方は武藤(mutohitoshi@yahoo.co.jp)までメールにて氏名・連絡先電話番号・希望集合場所をお知らせください。

「アユの種付け」は長良川河口堰建設と密接に関連したものです。長良川市民学習会NEWS15号の「山中さんのインタビュー」をご覧ください。3月20日の市民学習会でも参加者が強い関心を示しました。

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長良川に徳山ダムの水は要らない・・・木曾水系連絡導水路に疑問を呈す市民団体です。

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