5月15日(水)AM岐阜県要請行動にご参加ください。

5月15日(水)午前10時30分岐阜県河川課に下記の文書をもって要請に行きます。導水路、河口堰、内ケ谷ダムについて1時間半ぐらい意見交換できると思います。
事前に県庁2階ロビーに10時15分に集合してください。多くの皆さんの参加を期待しています。
なお、要請行動後、その足で県政記者クラブを訪れ私たちの要請内容をアピールしたいと思います。
要請文は以下のとおりです。

2013年5月15日
岐阜県知事 古田 肇 様

木曽川水系連絡導水路、長良川河口堰及び内ケ谷ダムに関する要請

長良川市民学習会
板取川自然探索・山童
NPO法人ギンブナの会
河口堰に反対し長良川を守る岐阜県民の会
長良川河口堰建設に反対する会・岐阜
長良川水系・水を守る会

貴職の日頃の河川行政推進のご努力に敬意を表します。
私たちは長良川を愛し、長良川の環境と歴史に育まれた宝を保全し次世代に残そうと活動を進める流域の市民団体です。
岐阜県は「清流の国ぎふ」づくりを基本に据え施策をすすめようとしています。しかし、木曽川水系導水路建設、長良川河口堰運用、内ケ谷ダム建設をめぐって進められれている施策は「清流の国」づくりと全く反するものです。
 長良川に徳山ダムの水を流す木曽川水系連絡導水路事業は現在「凍結」扱いとなっており、県民への事業説明も中断したままとなっています。岐阜県が示した環境影響の疑問に対する国からの回答も明らかにされていません。時間が経過する中で本事業への投資はますます無駄であることは明らかになっています。貴職は本工事着手前に速やかに事業中止を求めるべきです。
運用以来18年を経過した長良川河口堰は長良川の環境に深刻なダメージを与えています。とりわけ岐阜県のシンボルともいえるアユは危機的な状況にあり、漁業関係者からの堰開門を望む声は大きく広がっています。愛知県では堰開門を想定した調査の検討が進んでいます。岐阜県はこうした中で「塩害の危惧」を理由に閉ざされたままの河口堰を追認し滅びゆく「清流」の現実に目を背けています。清流長良川を取り戻すために河口堰開門はどうしても必要なものです。「塩害の危惧」は開門調査によってこそ解明されます。貴職の河口堰開門調査に向けた尽力を要請します。
そもそも、長良川河口堰も徳山ダムも名古屋市など下流大都市部に大量の都市用水を供給するために計画された水資源施設です。「水余り」の実態を無視して強行されたこれらの施設に利水価値を生み出しようもなく、生み出したのは河川環境の悪化と財政悪化そしてその失敗を糊塗するためにつくられた更なる無駄な事業「導水路計画」でした。ムダにムダを重ね、県民の宝である自然豊かな山と川を蝕む愚行はもう終わりにしてください。
岐阜県は今年度予算において、内ケ谷ダム建設事業に11億5300万円の事業費を計上し、平成27年度本体工事着手のための転流工の着手を明らかにして事業のピッチを上げています。
長良川上流に建設中の内ケ谷ダムは再検証ダムとして、2010年から検証に付されましたが、設置された「検討の場」は、「結論ありき」の議論に終始しました。県民からは自然豊かな渓谷の破壊に反対する声、治水の効果に疑問の意見、厳しい県財政のもとでの巨額な事業費支出の心配などが多く寄せられました。私たちは、事業推進の立場だけでなく批判する専門家を入れた検討会の開催や県民参加の議論の場を求め「一時踏みとどまって事業を検討する」ことを要請してきました。この度の予算では県支出5億2490万円が計上されましたが、これは全額県債で次世代に負担がまわされます。次世代に残さなければならないかけがいのない内ケ谷の自然環境を破壊して、次世代に借金をツケまわすという恥ずかしい行為は認められません。貴職に事業を一時中止し再検証することを求めます。
私たちは「清流の国ぎふ」づくりにふさわしい県土づくりを求めて以下の要請をいたします。



1.木曽川水系連絡導水路事業の速やかな中止を国・事業者に要請すること。
2.長良川河口堰の開門調査に向けた施策をはじめること。
3.内ケ谷ダム建設事業は一時中止し、県民に開かれたもとで検証をすること。
4.貴職と私ども流域市民6団体が「清流の国」づくりをテーマとして意見交換する場を設けること。


以上。



5/11なごや環境大学「長良川河口堰と河口の環境」報告

5月11日(土)あいにく朝から雨の一日になりましたが,無事終了しました,

参加者は岐阜大学の粕谷先生の学生7名を含め27名。

 午前中は3隻の船に分乗し,河口堰周辺の様子を観察。
最初に,揖斐川の河口から4キロ地点,次いで長良川の4キロ地点,そして堰に近い長良川5キロ地点の3カ所で川底の土砂調査をしました。
結果は,
       揖斐川(4キロ地点)    長良川(4キロ地点)     長良川(5キロ地点)
水深     3m10cm         3m40cm          4m
水温     16℃           16℃            16℃ 
酸化還元電位 234mV          −183mV          −125mV
形状など   川の流れが速い       流れがかなり遅い       流れが遅い
       砂質(褐色,さらさら)   シルト・泥(黒褐色)     シルト・泥(表面は褐色,内部は黒)
       ヤマトシジミが7.8個   ヤマトシジミ1個       シジミ0

 2011年6月25日に行った観察では,長良川(5キロ地点)の酸化還元の値は−359mVでした。夏場で水温も27℃と同じ条件ではありませんが,今回は酸化還元値はそれよりは低くなっています。       

 長良川河口堰のゲート下流は黄色をおびた白い泡で一面が覆われ,まるで洗濯機の排水をそのまま流したような様子に大変驚きました。緑色がかった藻のようなものが泡の中に混じり,辺り一面の空気が生臭く,水のよどんだどぶ川の臭いのようでした。船頭さんの話では,しばらく好天が続き,温度も上がり,堰上流で藻が異常発生してそれが流れてきているのだろうとのこと。夏場にはよく起きているそうです。私たちは何度か堰を訪れていますが,こういう光景に出会うのは初めてで,改めて堰閉鎖に伴う水質悪化を実感しました。

 その後,閘門を通過して堰上流部の芦原を観察。きょうは引き潮の時間で,下流がTP60cm,上流が130cmで水位差は約70cm。堰上流部は潮の干満がなくなり,常時水につかった状態になり,芦原は工事前に比べて僅か10%以下に減少。まばらに残った芦原も根元が洗われ倒れそうなものも多く,さらに減少してしまうのではないか心配です。しかしその芦原の中でヨシキリの声を聞くことができました。隣の揖斐川の豊かな芦原では,ジョレンを使いシジミを採る人達を見かけました。

 午後は,河口堰と河口堰パビリオン、愛知県の知多半島の上水の取水口である長良川導水取水口,長島町の用水や三重県の工業用水を木曽川から送っている巨大な長良・揖斐水管橋,を見学し,船頭平閘門で解散しました。
(投稿 田中万寿)
なお、5月12日付け岐阜新聞朝刊はこの取り組みを写真入りで報道しました。

4.24設楽ダム裁判名古屋高裁不当判決

事務局の武藤です。ログインパスワードの失念で投稿をご無沙汰していました。申し訳ありません。その間に非常に腹立たしいことがありました。標記の不当な判決です。裁判官は完全に判断停止、思考停止状態になっています。以下、原告の皆さんらの声明です。

設楽ダム費用負担金支出差止請求事件の名古屋高等裁判所による不当判決に関する声明
2013年4月24日
設楽ダム公金支出差止等請求訴訟原告団
設楽ダム公金支出差止等請求訴訟弁護団
設楽ダムの建設中止を求める会
 本日、名古屋高等裁判所民事第2部(林道春裁判長)は設楽ダムの費用負担金支出差止等請求住民訴訟(控訴審)において、控訴人である住民らが本訴訟を通じて明らかにした事実を全く理解することなく、住民らの主張を退ける不当判決を下した。
住民らは、第一審に続き控訴審においても、以下の点を明らかにしてきた。
1 水道用水の供給については、現時点において愛知県の平成27年需要想定値に達する事実は認められず、長期的にも水需要は減少するにもかかわらず、その事実について判断することもなく、豊川水系フルプランが著しく合理性を欠くとは断ずることは出来ないとし、事実を無視した判断をした。
2 洪水調節については、控訴人らが明らかにした、部分的な河道改修だけで設楽ダムよりも安く水位を計画高水位以下にすることが出来ること、そのことについて河川整備計画策定において検討がなされていないことについて、何ら判断をしなかった。
3 流水の正常な機能の維持については、牟呂松原頭首工の毎秒5㎥の制限流量の設定については、情報公開文書により動植物の保護および塩害の防止とも必要性を基礎づける事実が認められないこと、大野頭首工の毎秒1.3㎥の制限流量の設定については、大野放流−牟呂松原取水という有効な代替案があるのに全く検討されておらず考慮すべき事情を考慮していないことを明らかにしたが、本判決はこれらの事実について全く理解をせず、正面からの判断をしなかった。
4 農業用水については、需要に対する供給不足の計算では供給量を用いなければならないのに需要量を用いて、誤った計算をしていることを控訴人は指摘したが、この指摘について全く具体的な判断をせず、一審の判決を追認した。
5 環境については、住民らは、河川生態系やネコギギ、ナガレホトケドジョウ、クマタカ等の希少動物の保全が図れないことを指摘したが、「単なる意見に過ぎない」とした一審判決とは異なり、本判決はその内容に踏み込んで判断した。しかし、本判決は、「特段不合理又は不適切な点があるとは認められ」ないと結論づけており、不十分な環境影響評価に対して司法統制を加えるという観点を完全に欠落させている。
6 灌漑利用者負担金については、矢作ダムの灌漑利用者負担金が、条例もなく徴収されていないということについて、何も触れずに結論を出している。
7 設楽ダム建設予定地の地質の脆弱性については、予定地及び周辺部の岩盤の構造、岩類の風化、及びこれによるマサ化、透水部の存在等について複数の問題点が存する可能性を認めながら、現時点までの調査資料によっては、予定地がダム建設用地としての適格性をおよそ欠くものであるとまでは認められない、として設楽ダム基本計画が著しく不合理なものとまでは認められないとした。司法の責任放棄である。
 こうした本判決の判断は、住民らが明らかにした事実をまともに受け止めず、公共事業の無駄遣いを司法の立場でチェックしようとせず、むしろ無駄で環境を悪化させるダム事業を積極的に奨励する誤ったものである。本判決は司法の役割を放棄した不当な内容であるから、住民らは最高裁判所へ上告手続を行うとともに、引き続き設楽ダムの建設中止に向けてたたかい続けることを表明する。今後とも、みなさまのご支援をお願いしたい。
以上。

水門川-その先は揖斐川へ

P3311045.jpg

テスト投稿も兼ねた掲載です。

佐藤

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長良川に徳山ダムの水は要らない・・・木曾水系連絡導水路に疑問を呈す市民団体です。

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